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症例報告 腰部脊柱管狭窄症
腰部脊柱管狭窄症 81歳 男性
10年程前から誘因なく腰から左太もも裏、ふくらはぎにかけて
痛みとしびれが出現し、歩行時、数100メートル歩いたら
痛みでしゃがんでしまう現象(間欠性跛行)が出現。
近くの整形外科を受診し、「腰部脊柱管狭窄症」と診断される。
3ヶ月程、電気治療、牽引治療をしていたが、効果が乏しく、
自身で通院を中止した。
他に良い方法はないものかと思案していたら、知人が当院を
教えてくれたので来院。
治療は腰から股関節周りのストレッチ、胸椎、腰椎、仙腸関節の
動きをつける手技 + お灸を背中、腰、左足に行いました。
お灸といってもやけどするような熱いお灸ではなく、心地良い
熱さのせんねん灸です。
週に1回程治療を行い、1か月程はあまり効果は感じなかったが
2ヶ月程経過してから、歩行の距離が少しずつ伸びてきて、痛みで
しゃがみ込むことが少なくなってきました。
3ヶ月経過後は自宅から当院までの約1㎞の道のりを歩いて、
しゃがむことなく来れました。
脊柱管狭窄症とは、脊髄の神経が通る脊柱管があり、その脊柱管が
加齢などによって狭くなって、腰の痛みや足のしびれなどを
引き起こす病気です。
50歳代から徐々に増え始め、高齢者の10人に1人は脊柱管狭窄症と
言われています。
もちろん、鍼灸で狭くなった脊柱管が広がるわけではありませんが、
血流を良くしたり、神経の通りを良くしてあげると痛み、しびれの
緩和に大いに役立ちます。
気になる方はお気軽にお問い合わせくださいネ。