坐骨神経痛 65歳 男性
1ヶ月前、サイクリングをしていて腰から右膝外側にかけて
疼痛及びシビレ感が出現。
近くの病院にて、X線、MRI撮影→「軟骨がする減っている」と言われ、
「坐骨神経痛」と診断された。
湿布薬と痛み止め、胃薬を処方され、1週間後の来院を指示される。
しばらく様子をみていたが、自力で歩くのも困難なため、当院受診。
この患者さんはご家族に抱えられて来られ、当院に来られた時は、
痛みで腰がまっすぐ伸びず、直立できない状態でした。
右腰、右大腿外側の痛みもひどく、右大腿部の感覚が左側に比べ、
かなり鈍くなっているとのこと。
治療は手足のツボと患部を中心に針とお灸を行いました。
治療終了後、ベッドから起き上がって帰る時は、くの字に
曲がっていた腰がだいぶ伸びるようになっていました。
3日後に来院された時は、痛みと右足のシビレは半減していました。
5回の治療でシビレと右大腿部の感覚鈍麻はほぼ正常に戻り、
6回目からは、腰の歪みやストレッチ、歩き方の指導などを行っています。
コロナの自粛によって、運動不足になり、少し陽性者が落ち着いて
きたことにより、急に体を動かすことによって腰や膝を痛める方が
増えています。
今まで定期的に体を動かしていた方が、自粛などで急に体を動かさなくなると
ご自身が思っている以上に、関節が固くなり、筋力も意外な程、低下します。
この方もそうでした。
運動するのは素晴らしいことですが、焦らず、徐々に戻していきましょう!