症例報告  不整脈  頻脈

   不整脈   頻脈   25歳   男性

 

 4ヶ月ほど前より誘因なく、仕事中に不整脈が出現し、頻脈も

併発するようになった。

しばらく様子をみていたが、特に変わりはなく、ある時仕事を

していると頻脈発作から過呼吸をを起こして倒れてしまい

すぐ近くの内科を受診。

そこで血液検査、レントゲン、心電図などの精密検査をするも

異常なく、「自律神経失調症」と診断。

薬の処方もなし。

 当院に受診当時、血圧は118/70mmHgと高くはなかったが、

心拍数は140拍とかなり高い状態でした。

(一般に安静時で60~100/分を正常とする)

元々、肩こり症と冷え性があり、それがひどくなると頭痛もよく

起こるとのこと。

 治療は肩こり、冷えの改善と自律神経を安定さすように

鍼灸・整体を行いました。

血圧、脈拍は毎回測定し、2回目が110,3回目が86と

少しずつ脈拍が落ち着いてきました。

と同時に不整脈も安定してきました。

4回目の脈拍も74と良好で、仕事も復帰したとのことで

日常生活も支障がなくなったので、5回で治療終了としました。

 倒れるほどの過呼吸であれば、もちろん内科がファーストチョイス

になるかと思います。

内科で原因を究明するために、様々な検査をし、原因が分かれば

それらの内科的治療が必要になります。

しかし、原因がはっきりせず、特に治療法がなければ次の選択肢として

鍼灸・整体治療を加えていただければ、かなりお役に立てると思います。

気になる方はお気軽にお問い合わせくださいね。