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症例報告 コロナ後遺症②(味覚、嗅覚障害)
コロナ後遺症(味覚、嗅覚障害) 55歳 女性
3ヶ月ほど前に家庭内感染にてコロナ発症。
症状は微熱(37,5℃)と倦怠感。
近くの内科にて解熱剤をもらい、症状はすぐに緩解。
その後、10日間自宅療養ののち社会復帰。
ある時、自宅で夕食の準備中、味見をしたら
味を感じず、においもも分からなくなっている
ことに気づき、すぐに耳鼻科受診。
耳鼻科にて精査するも異常なく、
「ウイルスによって神経がやられている」と
言われたが、特に治療法はなく帰宅。
どうしたものかと思案していたら、以前自身が
ぎっくり腰になった時に当院の鍼治療で良くなった
ことを思い出し、来院。
治療は自律神経のバランスを整える鍼灸 + 脳を活性化
させる手技を10日に1回行いました。
味覚と嗅覚が同時に改善といいたいところですが、
まず嗅覚が3回目でほぼ改善。
味覚は時間がかかりましたが、徐々に戻っていき
あとは酸味と旨味がはっきりしないとのことなので
2週間に1回、治療は継続中です。
コロナ後遺症のメカニズムはまだはっきり分かっていませんが
東洋医学はそういうのに関係なく、困っている患者さんに
対応できるのが、最強の強みだと思っています。